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未経験からWebデザイナーになるための完全ロードマップ

未経験からWebデザイナーになるための完全ロードマップ

Webデザイナーになりたい方

  • Webデザインに興味はあるけれど、何から始めていいのかわからない
  • 未経験でも大丈夫なのか、できるのか不安
  • Webデザインを独学で身につけた
  • これからWebデザインを頑張りたいけど、いったいどこから手を付けたらいいんだろう
  • ザインのスキルを身につけたいけれど、どの学習方法がいいのか見当がつかない
  • 実際の現場で活躍できる人材になりたいけど、手順がわかりません
  • 具体的なキャリアやステップを教えてください

こういった疑問に答えます!

このロードマップでは、未経験からWebデザイナーになるための具体的なステップを、丁寧に一歩一歩解説していきます。

現役Webデザイナーが実際の経験に基づき、デザインの基礎知識からWebデザインの実践スキルの向上、ポートフォリオ作成のコツ、さらにキャリアを築くための戦略まで、実際の現場で活躍できるWebデザイナーになるための詳細な手順を解説します。

この記事を読めば、Webデザインの学習の具体的な始め方、その後のキャリアまでをイメージできるようになると思います。

ロードマップを完遂することで、自信を持ってWebデザイナーとしてのキャリアをスタートさせることができます。

Webデザインの基礎から応用まで確実なステップで学び、一緒にWebデザイナーとして活躍する夢を実現していきましょう!

私自身も新卒で不動産の営業として正社員として働いた後に、未経験からWebデザイナーになりました。Webデザイナーとしては企業でも、フリーランスとしても両方経験し、現在も働いています。

その中で経験してきたことを基に、より効率的にできたなと感じたことなども踏まえながらまとめました。なので、かなり再現性は高いと思います。ぜひ参考にしてみてください!

目次

未経験からWebデザイナーになるための4ステップ

まずは、簡単に全体の流れです。
未経験からWebデザイナーになるためは、大きく分けて4つのステップがあります。

STEP

Webデザイナーの仕事内容を知り、実際に働くイメージをし目標を決める

まずはWebデザイナーの仕事内容を知ることで、どのような分野や業界で自分が活躍したいか、どんなスキルを身につけるべきか、自分自身のキャリア目標を明確に設定することが可能になります。

実際に働くイメージを持つことで、モチベーションの維持にもつながります。
将来のプロフェッショナルとしての自分を想像し、その夢に向かって具体的なステップを踏み出す準備を整えましょう。

STEP

Webデザインに必要な知識とスキルを習得する

Webデザイナーになるためには、

  • デザインの原則やカラーなどの基礎知識
  • Figmaなどのデザインツールを使えるようになる
  • 実際にデザインを制作する
  • 実務に必要な関連知識・デザイン以外のソフトスキル

を学ぶ必要があるかと思います。

この段階を終えると、基本的な知識とスキルを身につけられ、基本的なWebデザインは制作できるようになります。

あとは実践を繰り返していくことで、よりスキルを向上させ、成長していけるかと思います。

STEP

Webデザイナーとして働くためのポートフォリを準備する

スキルが身についてきたら、実際のプロジェクトに取り組むための準備を行います。

ポートフォリオは、クリエイティブな職業において、個人のスキルや経験、実績や作品を示すための資料です。企業のWebサイトの制作事例のようなものです。
ポートフォリオを効果的に構築することで、学んだ技術や能力をアピールできます。

ここでは、実際にポートフォリをを制作するためのツールや、効果的なポートフォリオを制作するするためのコツなどをご紹介します。

STEP

就職orフリーランスとして独立しWebデザイナーとして仕事を始める

Webデザイナーとしての道を歩み始める際、就職またはフリーランスでの独立という二つの主要なキャリアパスがあります。

それぞれで方法がすこし異なりまして、

就職する場合
実際にWebサイトをデザインした実績をポートフォリにまとめ就職、転職活動をします。基本的には、未経験OKの会社からエントリーしてみる。
実務経験を積むために、インターンシップやアルバイトのポジションを探したり、知り合いなどから小さな仕事を引き受けてみて、実際のクライアントワークの経験を積むのも有効です。

フリーランスで独立する場合
フリーランス独立するなら、個人で仕事を取れるようにならないといけないです。
基本的には、知り合いなどから小さな仕事を引き受けてみて実績を積み、クラウドワークスやランサーズなどのサービスでクライアントを獲得していきます。
まずは、頂いた仕事をしっかりとこなしていき、既存のクライアントからの紹介で継続的にお仕事をいただけるようになるのが理想かと思います。

それぞれのSTEPについて詳しく解説していきます。
それでは、さっそく見ていきましょう!

Webデザインとは?Webデザイナーの仕事内容や働き方

まずは、Webデザイナーの仕事内容や働き方、Webデザイナーの収入やキャリアパスについて紹介します。
私自身、不動産の営業マンから未経験でWebデザイナーになったので、その経験からWebデザイナーのいいところなどもご紹介します。

Webデザインの分野で求められる具体的なスキルセットや日々の業務内容を知ることで、適切な学習リソースを選択したり、必要なスキルを効率的に習得したりすることができるかと思います。

Webデザイナーの仕事内容や働き方について

Webデザイナーの主要な仕事内容は、

  • Webサイトのデザイン
  • 広告などのバナーの制作
  • Webアプリケーションのビジュアルデザイン
  • ロゴや画像、アイコンなどのコンテンツ制作

ここには、コンセプトの策定からプロトタイピング、最終的なデザインの実装まで、さまざまなステップが含まれますが、基本的にはこれらをつくることがWebデザイナーの仕事になります。

Webデザイナーの仕事内容についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください!

Webデザイナーの仕事内容、役割や必要なスキル、業務の流れまでを徹底解説しています。また、キャリアパスと業界の最新動向や将来展望についても、まとめてご紹介しています!

Webデザイナーとして働くメリット

私は新卒で不動産の営業として正社員として働いた後に、未経験からWebデザイナーになりました。
Webデザイナーとしては企業でも、フリーランスとしても両方経験しました。

その中でWebデザイナーの働き方には、技術的なスキルの習得、柔軟な働き方などメリットが多いなと感じました。その中から本当によく感じたことをご紹介します。

技術的なスキルが身につき安心感がある

Webデザインの学習をすることで、FigmaやXDといったデザインツールの使用から、HTML、CSS、JavaScriptなどのコーディングスキルまで、幅広い技術を身につけることができます。

デジタル化が進む現代において、Webサイトは企業やサービスにとって欠かせないツールです。そのためWebデザイナーへの需要は高いです。そういった分野で手に職があることで得られる安心感は、非常に大きいと思います。

高い需要キャリアの多様性

Webデザイナーのスキルは非常に高い需要があります。最新のデザイントレンドや技術を学び続けることで、スキルと経験に応じて、フリーランスや正社員として高い収入を得ることができるかと思います。

また、Webデザイナーからスタートしても、UI/UXデザイナー、フロントエンド開発者、ディレクターなど、関連分野へのキャリア展開が可能です。多岐にわたる選択肢からキャリアアップしていくことができます。

柔軟な働き方

Webデザイナーの仕事は、フリーランスとして独立することも、リモートワークで働くことも可能です。これにより、ワークライフバランスを自分でコントロールしやすくなり、自分のペースで仕事を進めることができます。

働く場所にとらわれないので、私自身もオーストラリで暮らしながら日本のクライアントと仕事をしたり、日本の会社でもリモートで仕事をしたりと、ライフスタイルに合わせた働き方が可能です。

また、フリーランスで独立すると、プロジェクトの選択からスケジュール管理まで、仕事のあらゆる側面を自らコントロールできます。仕事の量を調整することで、ゆったり旅行しながら過ごしたり、逆にしっかりと働きいっぱい稼ぐといった選択の自由があることも大きなメリットだなと感じます。

継続的な学習と成長

Webデザインの分野では、新しいデザイン手法やトレンド、新しいツールが次々に登場するので、働きながら常に新しいことを学び自己成長を続けることができます。

これらのデジタルスキルは、Webデザインの分野に限らず、他の多くの分野で応用可能です。自然と自身のスキルセットを常にアップデートすることができ、と市場価値を高めることができます。

楽しい

Webデザイナーは、プロジェクトごとに様々な業種や分野のクライアントと関わることになります。デザインの制作のためにクライアントと打ち合わせをしながら、事業のことや思いを聞けるので自分の知らない知識や考え方を得ることができとてもやりがいのある仕事です。

また、プロジェクトごとに新しいデザインを考え出しアイデアを形にすることは、創造力やデザインスキルをフルに活かすことができます。新しいアイデアを形にし、ビジュアルコンテンツを通じてメッセージを伝えるデザインの制作はとても楽しいです。

Webデザイナーとして働くメリットについてもっと詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください!

Webデザイナーのメリット、デメリット、向いてる人の特徴などを詳しくまとめています!

Webデザイナーの収入やキャリアパスについて

Webデザイナーとしてのキャリアを始めたばかりの場合収入は比較的低めでが、スキルと経験を積むことで、収入は徐々に上昇します。

数年の経験とともに、より高度なデザインスキルと専門性を持ち、豊富なプロジェクト経験を持つWebデザイナーは、高い年収を得ることが可能です。

また、UI/UXデザイナーやフロントエンド開発者といった専門職や、上流のディレクターやマーケター、プロジェクトマネージャーといった職へのキャリアアップも可能です。

フリーランスのWebデザイナーの場合、プロジェクトの規模や仕事の量によっては、もっと大きく稼ぐことも可能です。しっかりと信頼を得て制作をチーム化して多くの案件に携わることで、月収100万円を超えることも可能かと思います。

WebデザイナーのWebデザイナーの収入について、もっと詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください!

Webデザイナーの年収や、年収を左右する要因、収入・給料をアップさせるためのポイント、求められるスキル、学習方法やキャリアアップのヒントまで詳しく解説しています!

Webデザイナーのキャリアパスについてもっと詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください!

Webデザイナーのキャリアパスについて、キャリアパスを描く重要性から、Webデザイナーの経験やスキルが活かせる職種、キャリアパスの描き方まで詳細に解説しています!

Webデザインの学習の目標設定をする

まずは将来をイメージしざっくり目標設定をします。

フリーランスとして働くことを目指すのか、企業に所属してチームでのプロジェクトに参加することに興味があるのかや、どれくらい稼げるようになりたい、リモートで仕事できるようになるなど、なんでもOKです。

実際に働くイメージを持つことは、モチベーションの維持にもつながります。自分が目指すべき方向性が明確になればなるほど、学習に対する意欲や目標達成に向けた努力も具体的になります。

目標は途中でかわってもOKです。どんな目標にしろ継続的な学習は成功の鍵となります。具体的な学習内容についても詳しく解説していきます。一緒に頑張りましょう!

Webデザイナーになるための具体的な目標設定について詳しく知りたい方は、ぜひこちらをチェックしてみてください!

目標設定の重要性から、目標設定の手順やポイント、具体的な目標設定の例について詳しく解説しています!

WebデザイナーになるためのWebデザイン独学ロードマップ

このセクションでは、未経験からWebデザイナーになるために必要な知識とスキルの習得に焦点を当て、具体的なステップを紹介します。

Webデザインの基礎から始まり、専門的なデザインツールの使用、実践的なWebデザインの作成、そして現場で求められるソフトスキルまで、未経験から即戦力のWebデザイナーになれるまでの道のりを案内します。

習得する必要があるものはざっくり分けるとこちらです

  • デザインの4原則やカラーなどの基礎知識
  • Figmaなどのデザインツールを使えるようになる
  • 実際にデザインを制作する能力
  • 実務に必要な関連知識・デザイン以外のソフトスキル

それぞれについて具体的な学習方法や参考ツール、おすすめなど全てご紹介します。

ロードマップが完了すると、基本的なWebデザインの制作はできるようになります。一歩ずつ確実にスキルアップしていくことで、求められるWebデザイナーになることができると思います。

さっそく進めていきましょう!

デザインの4原則やカラーなどの基礎知識を身につける

効果的なWebデザインを制作するためにはまず、基本的なデザインの原則と要素を理解する必要があります。

デザインの基礎をしっかりと学び、それらを意識しながら多くの練習を積むことで、効果的なWebデザインを制作する実践的なスキルを身につけることができます。

重要な項目をリストアップし、解説していきますので順番に見ていきましょう!

デザインの基本4原則

  • 近接
  • 整列
  • コントラスト
  • 繰り返し

デザインの基本原則は、効果的なビジュアルを作成するための基盤となるガイドラインで、全デザイナーが知っておくべき最重要項目です。

近接
近接は、関連する要素を物理的に近づけてグループ化し、その関連性を視覚的に示します。この原則は、情報のグループ化に役立ち、ユーザーがコンテンツをより簡単に理解できるようにします。

整列
整列は、デザイン内の要素を整列させ、読みやすいレイアウトを作成することです。視覚的に整然とした印象を与えるために重要で、適切に整列された要素は、情報を整理し読みやすくします。

コントラスト
コントラストは、色、サイズ、形状などの要素間の差異を活用して、視覚的に強調し興味や焦点を引き出す方法です。異なる要素間の強い対比を用いることで、特定の情報やデザイン要素を際立たせることができます。

繰り返し
繰り返しは、一貫性と調和を出すために、デザイン内で特定の要素やスタイルを反復することです。これにより、デザインにより統一感をもたらすことができます。

これらの原則を理解し適用することで、バランスが取れ、ユーザーに響くデザインを作り出すことができます。

カラー理論

カラー理論は、色の選択と組み合わせがどのようにユーザーの感情や行動に影響を与えるかを理解することです。色彩心理学を用いて、デザインの目的に合ったカラーを選択することで、狙った印象を与えることができるようになります。

色相、彩度、明度
まずは色の三属性を理解し、どのようにして色が認識されるかを学習します。理論の核となるのは、色相、彩度、明度の3つの基本属性です。

カラーパレットの選択
プロジェクトやブランドに合った色の組み合わせを選ぶ方法を学びます。効果的なカラーパレットは、目的やメッセージを伝え、視覚的に魅力的なデザインを作成するために不可欠です。

色彩心理学
色彩心理学は、色が人々の感情や行動にどのように影響するかといった内容です。色がユーザーの感情や行動に与える影響について学びます。

色は、意識的および無意識的レベルで人々に強い影響を与えることができると言われています。

例えば、

  • :情熱、エネルギー、危険を象徴し、注意を引きやすい。
  • :安定、信頼、平和を表し、落ち着きをもたらす。
  • オレンジ:幸福、活力、温かみを与えやすい。
  • :成長、自然、健康を象徴し、安心感を提供する。

などがあります。

カラー理論、カラーパレットの選択、色彩心理学の知識は、デザインを通して意図したメッセージや感情を伝えるための強力な知識です。

これらの知識を活かし応用することで、ユーザーに響く魅力的で効果的なデザインを作成することができます。

タイポグラフィー

タイポグラフィーは、文字の選択、配置、レイアウトなどを学びます。適切なフォントや文字サイズを選ぶことで、情報の伝達効率とデザインの美しさを高めます。

フォントの選択
セリフ、サンセリフ、明朝体なのかゴシック系なのかなどデザインの目的や与えたい印象によって選ぶフォントが変わってきます。またディスプレイなど、プロジェクトに適したフォントを選ぶことも大切です。

フォントサイズ
タイトル部分は大きく、本文は少し小さいフォントサイズにする。強調したい部分は太字にする。などテキストの読みやすさを考慮してフォントを使用します。

行間やテキスト間隔
テキストが詰まっていたり、行間が狭すぎると読みにくい印象になってしまうことがあります。文字数が多くなる箇所は、あらかじめ行間やテキスト間隔を少し広くするなどの調整をすることで、よりよいデザインを制作することができます。

レイアウトと余白の重要性

Webデザインにおけるレイアウトと余白は、情報の構造化、ユーザビリティの向上に不可欠です。コンテンツを整理し、デザインを読みやすくし、ユーザーが情報を効率的に処理できるようにすることが重要です。

余白
デザインにおける余白は、なんとなくできてしまったものや、余ってしまった無駄なスペースではありません。要素間やコンテンツの周囲に意図的に空けられたスペースのことを指します。

コンテンツとコンテンツの間、またはコンテンツとページの端との間に余白の適切な使用は、情報の過密を防ぎます。これにより、ページ全体が見やすくなり、ユーザーは情報をより簡単に処理し、理解することができます。

また、余白を適切に配置することで、重要なコンテンツに焦点を当て、要素間の関係を強調することもできます。プロジェクトの目的やコンテンツの性質に応じて取り入れることで、ユーザーの注意を適切に誘導できます。

余白は大事。とても重要な項目です。

レイアウト構造
レイアウト構造を理解することで、ユーザーの視線をうまく誘導し、情報を効果的に伝達することができるようになります。特にF字形とZ字形レイアウトは、Webデザインではよく利用されるパターンです。

F字形レイアウト
ユーザーがWebサイトなどの情報を見る際に自然と取る目線のパターンです。ユーザーの視線はページ左上から横に移動した後、下に移動して再び横に移動します。このパターンは、テキストの多いページやブログで特に効果的です。

Z字形レイアウト
ユーザーの視線が、左上から右上、左下、右下と、Zの字を描くように動くパターンです。このレイアウト構造は、ユーザーの注意をページの重要な要素へと自然に誘導しやすいです。特にランディングページやプロモーションページなどで効果的です。

これらのレイアウトと余白の適切な組み合わせは、ユーザーにとって使いやすい良いWebサイトを作成するために重要なポイントになります。



Figmaなどのデザインツールを使えるようになる

Webデザインでは、Figma、Adobe XD、などのデザインツールの習得が必須です。これらのツールを使いこなすことで、アイデアを迅速にデザインにし、フィードバックを基に改善を重ねることが可能になります。

最初は、既存のデザインをトレースするなどして、ツールの操作方法や機能を練習しましょう。

デザインツールについて

世の中にデザインツールは様々ありますが、デザインツールは基本はFigmaでOKです。その他にはXDなどもよく使われていますが、ほとんど使い方は同じなのでFigmaが使えればXDも問題なく使えるようになります。

案件によってはPhotoshopなど他のツールの指定があるかもですが、かなり稀かと思います。私自身もFigmaを使っていて、これまで他のツールで指定されたり困ったことは全くありません。

まずはFigmaの無料のプランでOKです!

Figma
Figmaは、世界で一番使われているUI/UXデザインツールで、アプリでもブラウザでも使えて、基本は無料で使えるのができるのが最大の特徴です。

また、リアルタイムのコラボレーションが可能で、チームメンバーが同時にデザインに取り組むことができ、変更はリアルタイムで全員に反映されるのも便利です。

Adobe XD
Adobe XDもFigmaと同じく、ワイヤーフレーム、デザイン、プロトタイピングを一つで行えるのツールです。使用にはAdobeの有料プランの契約が必要です。PhotoshopやIllustratorといった他のAdobe製品とスムーズに連携できる点は便利です。

デザインツールの習得方法

トレース練習
既存のWebサイトをトレースすることは、デザインツールの基本操作を学ぶのに効果的です。実際のデザインを模倣することで、レイアウトの構成、色の使い方、タイポグラフィの適用など、デザインの基本的な要素を理解することができます。

オンライン講座の活用
オンラインにはFigma、Adobe XDを学ぶための多数のオンライン講座があります。コースでは基本的な操作から応用技術まで、段階的に学ぶことができるのでより効率的に身に着けたい方にはおすすめです。

公式サイトやUdemy、Coursera、YouTubeなどですぐに教材を見つけることができます。

実際にデザインを制作する・実践を繰り返す

知識とツールの操作スキルが身についたら、架空のウェブサイトの制作に挑戦します。架空のクライアントを想定して、学んだスキルを実際のプロジェクトに適用する練習をします。

実際にデザインを作っていく流れはこんな感じです!

  • プロジェクトの内容を決める
  • リサーチしてデザインコンセプトを決める
  • デザインの実装
  • フィードバックと改善
  • 完成

プロジェクトの内容を決める

自分自身でテーマを決め、架空のプロジェクトを作成します。

例えば、
女性向けパーソナルジムの新規オープン用のLP
地域のカフェのお店のWebサイト
架空の不動産会社のコーポレートサイト
自転車部品販売のECサイト
など

実際にある友人や知人のお店などをモデルにして作ってみるのもおすすめです!

プロジェクトを決める際は、それに合わせてサイトをつくる目的やどんなサイトを作りたいのか、色合いや雰囲気なども想定して、細かく具体的に決めるのがポイントです。

リサーチしてデザインコンセプトを決める

プロジェクトが決まったら、要件に沿って、ターゲットや想定クライアントのニーズや好みを把握します。それに合わせてデザインや構成の参考サイトを準備します。

参考サイトは、競合の良いサイトを3個、構成の参考を3個、デザインの参考を5個くらい集められるといいかと思います。

また類似のデザインや業界のトレンドを調査し、インスピレーションを得ると同時に、差別化ポイントを見つけます。参考サイトと差別化ポイントを意識しながら、デザインの方向性を決めます。

デザインの実装

はじめは手書きでもいいのでレイアウトの大枠を決めていき、アイデアを形にします。そこからワイヤーフレームを作成し、構成や掲載内容、優先順位などの構造を決めていきます。

色彩、タイポグラフィ、画像など、ビジュアル要素を選定し、デザインに組み込みます。コンテンツの各要素が、ユーザーのアクションにどのように反応するかを考えながら、作り込んでいきます。

今までの学んだスキルや知識をフルに活用してデザインを制作します。

フィードバックと改善

デザインが完成したら必ずもう一度見直し、ブラッシュアップしていきます。改善を繰り返しデザインの質を高めることで、よりユーザーのニーズに合った良いデザインを制作することができます。

改善点、フィードバックを集める
デザインが完成したら1日寝かしてみて、改めて次の日に確認してみてください。

1日経ってからもう一度見直すことで、新たな視点や改善点が見えてくることがあります。デザイン制作中は集中していて築かないのですが、距離を置くことで、冷静な判断ができるようになり、改善ポイントが見えてくることが結構あります。

また制作したデザインは、自分以外の人にも見てもらいフィードバックを集めます。他のデザイナーの方やメンターに見てもらい、専門的な視点からの改善点や意見をもらうのがおすすめです。

SNSなどに公開して、より広い範囲からフィードバックを得ることも可能かと思います。

分析と修正の反映
集まったフィードバックや改善点を元に、デザインの修正や改善を行います。一度自分が完成したと思ったものをブラッシュアップしていく作業は大変ですが、デザインをより良いものにするための重要なステップです。

重要なのは、自分の感情から切り離して客観的に分析することです。全ての意見が必ずしも正しいわけではありませんが、共通する指摘や問題点はしっかりと受け入れ、積極的に改善に取り組むことが、より良いデザインを制作するポイントになります。

完成

デザインの修正や調整が完了し、最終確認が終わったら完成になります。

完成したらSNSで公開したり、プロジェクトの概要やデザイン制作の過程、デザインの意図やこだわったポイント、使用したツールなどをまとめて、ポートフォリオに追加していきましょう。

これが実績になります。この実践を繰り返すことで、デザインの引き出しが増えていき、デザインを制作する能力が向上していきます!

Webデザイナーとして働くために必要なポートフォリの準備方法

Webデザイナーとして働くためには、自分のスキルを示すためのポートフォリオが必要です。ここでは、ポートフォリオの準備方法やコツについて解説していきます。

ポートフォリオとは?なぜポートフォリオが重要なのか

ポートフォリオは、クリエイティブな職業において、個人の作品やプロジェクトを集めたコレクションです。Webデザイナー、グラフィックデザイナー、アーティストなど、デザインやアートに関わる職種において、自身のスキル、経験を示すための重要なツールとなります。

ポートフォリオには、過去に取り組んだプロジェクトの詳細、デザインプロセスや意図、最終的な成果物などが含まれ、クライアントに対する自己紹介の役割を果たします。

ポートフォリオは実際に手がけたプロジェクトを通じて、経歴だけでは伝えきれない、技術的な能力やデザインスキルを具体的に示すことができます。

また、WebデザイナーだとポートフォリオをWebサイトで制作することで、そのポートフォリオサイト自体を実績として活用することができます。

ポートフォリオの作り方と抑えておきたいポイント

Webデザイナーのポートフォリオは、サイトを作ってまとめるのがいいかと思います。今だと、ツールはSTUDIOやWixなどのノーコードツールか、Notionの使用がおすすめです。

ツールはどれも無料で使えるので一通り触ってみて使いやすいものを選べばOKです。デザイナーならデザインの再現がしやすくサイトを制作できて、ポートフォリをサイトのデザイン自体もアピールできるSTUDIOがおすすめです!

ポートフォリオ作りのポイントは以下のとおりです!

数より質を重視してクオリティの高いものだけをのせる

ポートフォリオには、クオリティの高い作品だけを選んで掲載することが重要です。

Webデザイナーならサイトのデザインを、コーポレートサイト、ランディングページ、ECサイトなどカテゴリ別に選んだり、バナーの案件を取っていきたいならば、バナー中心にサイズごとに掲載するなど。量よりも質を優先し、アピールしたい目的にそったものを中心に掲載します。

クライアントの業種に近いものを選ぶなど、採用担当者やターゲットに、共感や興味を持ってもらえる作品を選択しましょう。

また、定期的に新しい作品を追加し、古いものや代表作ではないものは取り除きましょう。ポートフォリオを常に最新の状態に保ち、最新の経験とスキルを示せるようにしておきます。

ポートフォリをサイトのデザインはシンプルにわかりやすく

ポートフォリオサイト自体のデザインはシンプルに、どこに何があるかわかりやすく制作します。そのなかで、プロジェクトごとの詳細ストーリーを掲載していきます。掲載したい内容は下記です。

プロジェクトの概要
各作品のプロジェクトの背景や制作目的、課題、ターゲット、そしてそれをどのように解決したかを説明するストーリーを加えます。

デザインの意図や工夫したポイント、制作期間、担当箇所、使用ツールなどを掲載するのがいいかと思います。

役割
チームでのプロジェクトの場合、自分がどの部分を担当したかをしたかを明確に記述します。Webサイトの場合だと、

・クライアントとの打ち合わせやヒアリングから行ったのか
・サイトのデザインだけの制作なのか、構成やワイヤーなども含まれるのか
・デザインから実装まで全て自分で担当したのか
などを記載します。

これにより、具体的なスキル認識の相違なくアピールできます。

成果と影響
実際のクライアントの場合は、プロジェクトがもたらした成果や、それによって生じたポジティブな影響についても記載するのが良いかと思います。可能であれば、具体的な数値や成果を示すことで、貢献の大きさをアピールすることができます。

ユーザーのエンゲージメント向上、コンバージョン率の増加、ブランド認知度の向上など、デザインによって実現したポジティブな変化を示すことで、自分が作るデザインがもたらす実際の価値を伝えられます。

SNSなどでも実績を公開する

SNSやオンラインプラットフォームを利用してデザイン実績を公開することも、潜在的なクライアントや雇用主との繋がりを構築する有効な手段です。特にInstagramやXは学習したことや実績、ビジュアルコンテンツの共有に適しています。

完成したデザインの写真などを共有し、プロジェクトの背景やデザインプロセス、などのストーリーを簡潔に紹介するのが効果的です。進行中のプロジェクトの場合、スケッチやワイヤーフレームなどの制作過程も共有することで、フォロワーの関心を引くこともできます。

また、デザインに関する知識や経験から得たナレッジ、コツやアドバイスなど、価値あるコンテンツをを共有することでフォロワーとの関係を深めることもできます。

SNSやオンラインプラットフォームでの実績公開は、自分の作品を手軽に発信できて、新たな機会を引き寄せる可能性があるので、せっかくなら積極的に活用するのがおすすめです!

Webデザイナーになるための就職・転職活動

Webデザイナーとしてのキャリアパスには、社員として就職・転職する場合と、フリーランスとして独立する場合の二つがあります。まずは、Webデザイナーになるための就職・転職活動についてまとめます。

制作したポートフォリを活用して就職、転職活動をします。実務経験を積むために、インターンシップやアルバイトのポジションを探したり、知り合いなどから小さな仕事を引き受けてみて、実際のクライアントワークの経験を積むのも有効です。

事前準備

まずは、自己分析をし、自分の強み、弱み、キャリア目標を明確にします。自分がどのような職場が適しているか、どのような環境で働きたいかを考えます。

次に、履歴書と職務経歴書の作成をします。スキルセット、経験、成果物を明確に記述し、デザインの知識を強調します。

最後に、ポートフォリオの更新をします。改めて確認して最新のプロジェクトを含む、質の高いものを準備します。

転職サイト・エージェント登録

基本は転職サイトやエージェントを利用するので、サービスに登録していきます。Webデザインやクリエイティブ業界に特化したサービスもあるので登録して、常に最新の求人情報を見れるようにしておきます。

登録したサービスでは、職務経歴書やポートフォリオはできるものは全て登録しておくのがおすすめです。しっかりしたポートフォリをが準備できていればスカウトで連絡いただけることが多いです。

求人を探す・応募

自分のスキルやキャリア目標に合った求人を選びます。基本的には、未経験OKの会社からエントリーしてみるでOKです。

余裕があれば、職務経歴書やポートフォリオを添えて応募する際は、応募先の企業や求める人材像に合わせて、掲載案件や内容をカスタマイズできれば良いかと思います。

面接

企業の調査や、面接官が尋ねる可能性のある質問に対する回答などしっかり準備して、面接を受けていきます。ポートフォリオをベースに、これまでの経験やプロジェクトの説明をして自己PRをします。

未経験でもこれまでにやってきたことを正直にしっかり説明して、これからも学習を続けていくことを熱意を持って伝えればOK!

内定・転職

内定が貰えれて、条件が合えば内定を受諾します。必要な書類の提出や、入社日の調整を行います。

これでついに、Webデザイナーとしてのキャリアがスタートです!

フリーランスのWebデザイナーとして活動するためのステップ

次に、フリーランスのWebデザイナーとして活動するためのステップについてまとめます。

事前準備

まずはビジネスプランの作成をします。フリーランスとしてのサービス内容、ターゲット市場、価格などを決定します。プランにそって提案資料やサービスサイトなども準備していきます。

また、法的・財務的準備も進めます。必要に応じて事業登録を行い、税務や会計の準備をします。契約書や見積書などの各種書類のフォーマットも準備します。

同時に、クラウドソーシングサービスへの登録も行っていきます。クラウドワークス、ランサーズ、ココナラなどが有名なフリーランスプラットフォームです。プロフィールを作成し、サービスを提供できるようにします。

営業活動

ポートフォリをと制作した営業資料を活用し、案件獲得のために営業を行っていきます。

基本的にはじめは、知り合いなどから紹介してもらったり、クラウドソーシングのサービスで案件に応募していき、小さな実績を積み上げていくのが良いと思います。

他には、SNSやオンラインコミュニティでのつながり、ワークショップ、ミートアップなどの業界のイベントに積極的に参加し、同業者や潜在的なクライアントとのネットワーキングを作っていくのも有効です。

実績ができてきたら、SNSやメールなどでの直接営業も取り入れることができます。

案件獲得

案件が獲得できたら、とにかく全力で期待以上の仕事をして成果を出します。

過去に一緒に働いたクライアントや、満足していただいたクライアントからの推薦やリピートは、本当に重要です。そのためにはクライアントの期待を超える品質の仕事を提供します。細部にまで気を配り、プロジェクトの成功にコミットすることが重要です。


まずは、頂いた仕事をしっかりとこなしていき、既存のクライアントからの紹介で継続的にお仕事をいただけるようになるのが理想です!

Webデザイナーとして活躍するために必要なこと

未経験からWebデザイナーになるための具体的なステップをご紹介ました。

ロードマップを完遂した方は、自信を持ってWebデザイナーとしてのキャリアをスタートさせることができるようになっているかと思います。

ただ、ここはあくまでスタートなので、学習を続けていって現場で重宝される優秀なWebデザイナーになってください!

Webデザインは常に進化している分野であり、Webデザイナーとして活躍するためには、最新のトレンド、ツール、技術に常にキャッチアップする必要があります。

このサイトでは他にも、デザインのTips、おすすめツール、最新のトレンドなどまとめています。私自身も継続的な学習を続けています。ぜひ参考にして一緒に学習を継続していきましょう!

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記事を書いた人

いけこのアバター いけこ Webディレクター/デザイナー/マーケター

デザインが好きなWebディレクターです。
マーケティング戦略に沿ったコンテンツ制作が得意です。

300以上のWebサイトやサービスの制作に携わってきた経験や、実務を通して得たノウハウ、考え方などを発信しています。

Webサイト、ホームページ制作、デザインのご相談はお気軽にお問い合わせください。

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